立坑用鋼製ケーシング販売

蓬萊組ではJFEスチール株式会社とタイアップし、JIS規格品を使用しています。
弊社よりケーシングをご購入頂いた場合、ケーシング1本につき、その素材の鋼材検査証明書(ミルシート)の原本を1枚お客様に提出しています。

信頼の品質

材質証明として、材料使用承認願に添付し、発注者に提出することができます。
ミルシート
最近、ケーシング材料に外材(JIS製品でない輸入材)を用い、あたかもJIS製品のようなふりをして国内鋼材メーカーの鋼材検査証明書のコピー(俗称:てんぷら)を添付し、販売している不正業者が増えてきているようですが、弊社ではJFEスチール(株)とタイアップし、JIS規格品を使用しています。

弊社よりケーシングをご購入頂いた場合
ケーシング1本につき、その素材の鋼材検査証明書(ミルシート)の原本を1枚お客様に提出しています。


(例えば、1箇所の立坑に先端ケーシング1本、中間ケーシング3本、最終ケーシング1本の合計5本のケーシングが使われた場合、各々のケーシングに対し、1枚の鋼材検査証明書(ミルシート)の原本を提出しますので、合計5枚の鋼材検査証明書(ミルシート)の原本をお客様に提出しています。)

フローチャート

1.鋼材メーカーより素材の購入
注文時に各鋼材サイズのエキストラをかけ曲げ加工と溶接加工等の作業をすればケーシングが製造できるようケーシングの展開サイズで購入します。もちろんレボ工法で使用する各径及び各寸法(長さ、厚み等)で購入します。
2.2次加工
刃先加工、最終加工、曲げ加工、溶接加工、開先加工、補強加工等を各サイズの鋼材に加工を施しケーシングとして製造します。
3.現場搬入
ケーシングに補強材を入れ、歪まないような状態で施工現場まで運搬します。
4.材料検収
使用した素材の鋼材検査証明書(ミルシート)の原本を材料使用承認願に添付して発行致しますので、ケーシングの外面もしくは内面に素材の時に表示されていた規格と鋼材検査証明書(ミルシート)の規格が一致することを確認していただきます。

不正行為の代表例

こんなケースに出会ったことはありませんか?


不正行為の代表例 不正行為の事由 正式規格
CASE
その1
JIS規格の鋼材を購入していないため、鋼材検査証明書(ミルシート)の提出を求めると拒否する。または、鋼材検査証明書(ミルシート)のコピーなら提出できると主張する。
無規格材(JIS製品でない材料)や外材(JIS製品でない輸入材)を使用しているため提出できない。また、正規の鋼材検査証明書(ミルシート)のコピーを転用するため、同じものが何回も提出されている。 実際のケーシングは鋼材メーカーより2次加工(曲げ加工及び溶接等)すればできる状態(各サイズのエキストラ)で購入するため鋼材1枚に対して鋼材検査証明書(ミルシート)が1枚発行されますので、素材にあった鋼材検査証明書(ミルシート)の原本を必ず提出できます。また、CASE その4の表示と鋼材検査証明書(ミルシート)の表示が一致します。
CASE
その2
大きいサイズの鋼材を購入し切って使用しているため鋼材検査証明書(ミルシート)のコピーしか提出できないと主張する。
無規格材(JIS製品でない材料)や外材(JIS製品でない輸入材)を使用しているため提出できない。また、正規の鋼材検査証明書(ミルシート)のコピーを転用するため、同じものが何回も提出されている。 無駄(スクラップ)が出ないようジャストサイズのエキストラで鋼材メーカーより購入した方が実際は安く製造できますが、無規格材や外材はスクラップ分を上乗せしてもJIS規格材よりも安いと思われます。また、無規格材や外材はジャストサイズのエキストラ加工はしてもらえません。
CASE
その3
鋼製ケーシングに継ぎはぎがある。
大きいサイズの鋼材を切って余った鋼材(スクラップ)を継ぎはぎしケーシングを製造すると安価にできる。 スクラップ処分しなければならないような切れ端を使用するのは悪質です。また、無規格材や外材を使用するとエキストラ注文ができないため、どうしても切れ端(スクラップ)が発生します。
但し、CASE4の鋼材メーカーの規格表示がある材料を継ぎ足している場合はこの限りではありません。
CASE
その4
ケーシングの内面もしくは外面に鋼材メーカーの規格表示が無い。もしくは消えたとか大きい鋼材を切って使用したためケーシング部分には規格表示が無いと主張する。
無規格材(JIS製品でない材料)や外材(JIS製品でない輸入材)を使用しているため素材の時の規格表示が無い。 実際のケーシングは鋼材メーカーより2次加工(曲げ加工及び溶接等)すればできる状態(各サイズのエキストラ)で購入するため鋼材1枚に対して鋼材検査証明書(ミルシート)が1枚発行されます。また、ケーシング本体に素材の規格表示が必ず残っており、この規格表示と鋼材検査証明書(ミルシート)との規格が必ず一致します。
CASE
その5
鋼製ケーシング内に運搬時に歪まないよう補強材を使用していない。
少しでも安くするため補強材を使用しない。 運搬時の玉掛けでケーシングが変形しやすいため補強材を使用しています。

標準仕様書

提出書類
鋼製ケーシングの納入にあたり次の書類を提出するものとします。
(1)素材の鋼材検査証明書(ミルシート)(原則として原本)
(2)材料承認願

【備考】
鋼材検査証明書(ミルシート)の製品寸法は、以下の表を基準とします。
但し、幅と長さは以下の表の寸法以上であることを条件とします。
  ケーシング寸法 鋼材寸法
呼び径 肉厚
(㎜)
長さ
(㎜)
外径
(㎜)
内径
(㎜)
板厚
(㎜)
※1

(㎜)
※2
長さ
(㎜)
※3
φ1500 12 1,000〜2,450 1,524 1,500 12 1,000〜2,450 4,750以上
φ1500 12 1,000〜2,450 1,590 1,566 12 1,000〜2,450 4,957以上
φ1800 12 1,000〜2,450 1,829 1,805 12 1,000〜2,450 5,707以上
φ1800 12 1,000〜2,450 1,890 1,866 12 1,000〜2,450 5,899以上
φ2000 12 1,000〜2,450 2,032 2,008 12 1,000〜2,450 6,346以上
φ2000 16 1,000〜2,450 2,032 2,000 16 1,000〜2,450 6,333以上
φ2000 12 1,000〜2,450 2,090 2,066 12 1,000〜2,450 6,528以上
φ2000 16 1,000〜2,450 2,090 2,058 16 1,000〜2,450 6,516以上
φ2500 19 1,000〜2,450 2,590 2,552 19 1,000〜2,450 8,077以上
概略図
※1.鋼材の板厚はケーシングの肉厚となります。
※2.鋼材の幅はケーシングの長さになります。
但し、先端ケーシング(直刃の時)は刃先分(100mm)長くなります。
※3.鋼材の長さはケーシングの(内径+肉厚)×πになります。
適用規格および使用材料
鋼製ケーシングの材質は、JIS G 3101に規程されたSS400(一般構造用圧延鋼材)に適合するものとします。(以下に化学成分と機械的性質を一例として示します。)
化学成分
鋼製ケーシングの化学成分は以下の表によるものとします。(単位:%)
【備考】
必要に応じて、表記以外の合金元素を添加することができるものとします。

種類の記号 C Mn P S
SS400 - - 0.050以下 0.050以下
機械的性質
素材の機械的性質は、以下の表によるものとします。
【備考】
素材の鋼材検査証明書(ミルシート)を持って代替とします。

種類の記号 降伏点
または耐力
N/㎟
引張強さ
N/㎟
引張試験片 伸び
SS400 245以上 400〜510 1A号 17以上
形状および寸法の許容差
製品の形状および寸法の許容差は、以下の表によるものとします。

区 分 許容差 適 要 記 録
外径(管端部)(D) ±0.5%以下 外径(D)=外周長÷π 実測値
厚さ(t) +規定せず
−0.8㎜
  実測値
長さ(L) +規定せず
0
  実測値
鋼製ケーシングマニュアル